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ね「ぶ」た祭、ね「ぷ」たまつり、この違い、わかりますでしょうか?

皆さんが「ねぶた」と聞いて一番にイメージされるのは、「青森ねぶた祭」なのではないでしょうか。
横長に大きな人型の灯篭、たくさんのハネト、「ラッセラーラッセラー」の声・・・。
日本を代表するお祭りの一つ、東北三大祭りにも選ばれている「青森ねぶた祭」です。

ね「ぶ」た=青森のお祭り、では、ね「ぷ」たは??
実は津軽地域で行われる山車の灯篭祭が、ね「ぷ」たなのです。
同じ青森県内でありながら、この2つの祭は全く違う表情をしています。

今回は皆さんに勇猛で派手なイメージの「青森ねぶた祭」とは趣がちょっと違う、「弘前ねぷたまつり」も少しご紹介したいと思います。

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弘前ねぷた祭りの日程は?時間は?場所は?

弘前ねぷたまつりは8/1~8/7まで行われます。
最終日の8/7は午前10時から運行されますが、他日程は19:00からの運行になります。
ルートは、土手町コースと駅前コースに分かれます。
今年は8/1~8/4、8/7が土手町コース、8/5、8/6が駅前コースの運行となっています。

土手町コースとは昔からある細い道をねぷたが道路幅ぎりぎりまでなりながら、通り抜けていく、昔からある定番コースです。
弘前郵便局前に大きなバイパスのT字路があります。
そこに合計80台のねぷたが全台集合します。

時間があれば、19:00のスタート前に弘前郵便局前を訪れてみるとスタンバイされた80台ものねぷたを一挙に見ることが出来ます。
笛や太鼓の練習をする子供たちにも会うことが出来、お願いすると一緒に写真も撮ってくれると思います。
大きな太鼓や地元の皆さんと一緒に写真を撮れるチャンスですね。
隠れたオススメスポットの一つです!

駅前コースは近年整備された駅前の広い道路をねぷたが悠々と運行する比較的新しいコースになります。
弘前公園を囲むようにNHK文化放送の前と、弘前市役所の前にねぷたが全台集合します。

ねぷたが全台一堂に会するところ、が青森ねぶたとの違いの一つですね。

土手町コース駅前コース共に19:00になるとねぷたは1台ずつ運行していきます。

青森ねぶたは運行コースにそれぞれねぶたが点在し、一斉にスタートをし、周回コースをぐるぐるとねぶたが回る形になります。
常にねぶたが近くにいる感じです。

一方、弘前ねぷたは19:00の開始時刻から1台ずつ、順番にコースを通る形になります。
青森ねぶたに比べると弘前ねぷたはゆっくりと、先頭から順番に80台もの山車が通っていきますので、スタートから遠いところに場所を取った場合は、ねぷたに出会えるまで少し時間がかかるかもしれません。

あれ?と思うかもしれませんが、出店などを楽しみながら待っていてくださいね。
必ず通りますから!

そして、先頭ねぷたに出会えたら、あとは80台ものねぷたが次々と姿を現します。

表のねぷた絵は、三国志や源平合戦、地元の武将、津軽為信などが描かれています。
注目は、裏のねぷた絵です。
見送り絵と呼ばれますが、唐美人などが描かれており、うっとりとする美しさです。

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弘前ねぷたまつりと青森ねぶた祭のちがいとは??

地元では青森ねぶた祭を「動」の祭とするならば、弘前ねぷたまつりは「静」の祭とされています。

●青森ねぶた祭
・地元以外の方も気軽に参加でき、掛け声とともに飛び跳ねる祭らしい祭
・踊りが激しく、盛り上がりがある
・「ラッセラーラッセラー」の掛け声
・人型(立体)の灯篭で高さ3~4メートル、横幅9メートル
・山車の数は20台程度
・主に青森市周辺地域での祭

●弘前ねぷたまつり(まつりは平仮名)
・基本的には地元の町内会ごとの参加
・ゆっくりとした動きで、ねぷたに書かれたねぷた絵を楽しむ
・「ヤーヤードー」「ねーぷたのもんどりこ」「ヤーレヤーレヤーレヤー」と多様な掛け声
・扇形(平面)の灯篭で高さ2メートル、横幅3メートル
・山車の数は80台以上
・弘前を中心とした津軽地域での祭

「ねぶた」か「ねぷた」かは、そもそもの方言から始まっていると言われています。津軽地域では「眠いなぁ」ということを「ねぷてぇ」と言います。

夏の暑い時期、眠さを吹き飛ばして、頑張ろうというところから始まっている青森のお祭り、それが「ねぶた祭」「ねぷた祭」です。

「ねぷてぇ」が変化して「ねぷた」となったというのがねぷたまつりの諸説ある語源の一つです。

地域により、山車の形、掛け声、踊りなど大きな違いがある「青森ねぶた祭」と「弘前ねぷたまつり」。
それぞれに魅力があり、とても楽しいですよ。

青森ねぶた祭りみたいに弘前ねぷた祭りも体験できる?

残念ながら、弘前ねぷたは町内会の方しか参加することが出来ません…。
青森ねぶたのように一斉集合、一斉スタート、一斉解散ではないことと、地元の町内会ごとに寄付金を出し合い、ねぷた絵師に依頼をし、ねぷたを作っていることから、地域のおまつり、という色合いが濃いためと思われます。
(青森ねぶたは企業協賛で開催しています)

皆さんの前を一度通り過ぎたねぷたは、そのまま歩いて自分の町内会まで戻っていきます。

ねぷたまつりが終了した後も、各国道で町内会に戻っていくねぷたを見ることが出来るのも、昔からのスタイルが残っている弘前ねぷたの楽しさです。

青森ねぶたとは少し違う、津軽の人たちの「昔ながら引き継がれているもの」を感じていただくことを楽しんでいただけたらと思います。

実は、遠い町内会はバスで帰るところも今はあるようです!!
昔は子供全員でどんなに遠い町内会でも歩いて帰ったのですが・・・。時代ですね(笑)

青森ねぶた祭りと弘前ねぷた祭りは両方見ることはできる?

青森ねぶた祭、弘前ねぷたまつりを同じ日に観覧するのは難しいかもしれませんが、2日間青森に滞在できるのであれば、ぜひ、両方のお祭りを見に行ってみてください!

青森ねぶた祭の開催される青森市と弘前ねぷたまつりの開催される弘前市は45キロ程度しか離れておらず、電車で1時間あれば移動可能です。
どちらのお祭りも、駅前で見ることが出来ますので、お車のない方でも十分に楽しむことが出来ると思います。

まとめ

青森県には、弘前城という名城があります。
江戸時代から現存しているお城は日本に12城しかないのですが、そのうちの一つがこの弘前城です。

このお城があったために弘前地域は戦火から逃れ、昔からの道が現在も残っており、ねぷたも、その道を通れるように、小型になっているそうです。

一方、青森ねぶたは、戦火を受けたことで戦後に、駅前道路が広く、小判目状に整備されました。
そのため、広い道路幅に合わせた立体の大型ねぶたが運行されているのです。

あと、ぜひご覧になっていただきたいのが、電線です。
弘前ねぷたでは、昔ながらの道路を運行するため、道路をまたぐ電線がたくさんあります(特に土手町コース)。
ねぷたが電線のあるところを通る時には、ねぷたの上に乗っている人が電線を棒で押し上げ、ねぷたを少しだけ折りたたんで、通行するんです。

一方、道路整備がされている青森ねぶたでは、道路をまたぐ電線はありません。
ねぶたの運行に支障がないように、計画的に電線を取り付けなかったそうです。

こうした歴史の違いや地域の違い、祭の違いを知ったうえで、ねぶた祭、ねぷたまつり、ご覧になってみてください。
きっとまた違う一面が見ることが出来ると思いますよ。

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